第17章 君色日和※
「此処どうした?どこかでぶつけたか。」
「あ…、えと、さっきの戦いで…、ちょっと…でも、骨とかは折れてないと思う!触ると痛いだけで…。」
触れられたところはさっきの鬼との戦いでぶつけたところ。彼がわかるほど痕になっているのだろうか。
必死に言い訳をするが、怪我したことには変わりない。あんな鬼は宇髄さんならあっという間に倒していたことだろう。
情けなくて恥ずかしくて目を逸らしてしまう。
「…そうか、頑張ったな。恥じることはねぇよ。それだけで済んでよかった。」
宇髄さんはそう言うとそこに優しく口付けてくれる。私ももう一度彼の屹立を咥えようとすると制止された。
「なぁ、もう挿れたら駄目か?お前ん中入りたくなっちまった。」
「え、で、でも…まだ宇髄さん、…。」
「さっきので十分。またやってくれよ。でも、今は…どうしてもお前と一緒に気持ち良くなりてぇ。」
ギラギラとした肉食動物みたいな目をしている時の宇髄さんは本能で求めてくれている証拠。
コクンと頷くと起き上がるが、「そのままでいい。」と言われ、代わりに宇髄さんが立ち上がると私の後ろに来てくれた。
「…さっきみたいに頭低くしろ。」
宇髄さんの低い声がやたらと脳に響く。言われた通りに頭を低くすると四つん這いにされて、その姿が恥ずかしくて堪らない。
でも、羞恥を感じる前にくちゅり、とあてがわれた彼の男根に喉が鳴る。
無意識に欲しい…と感じた。
こんな体勢でシたことなんてなかったが、恐らく私の怪我を考慮してくれたのだろう。
やっと繋がれる…と夢見心地な感覚はこの時まで。
次の瞬間に私に訪れたのは内臓を全部貫かれたのではないかと思うほどの衝撃と膣肉を焼き尽くされそうなほどの圧迫感。
「ひ、やぁっああああっ、だ、ぁ、うず、さ、くるし…、おく、やだ、…ぁ、!」
「ッ、確かに、クソきちぃーな。待っててやるからちょっと落ち着け…。」
ジンジン…と子宮が熱い。膣口は千切られるのではないかと思った。
でも、中に入っている彼の男根のドクン、ドクンという滾る血流が分かるほどに私と彼は一つになっていると感じていた。