第16章 子犬のワルツにご注意を※
気をやる瞬間のほの花の顔は本当に美しい。
このまま型取り、飾っておきたいくらい。
胸の刺激だけで達してしまったほの花が肩で息をしているが、気にせずに隊服を脱がしてやる。
それを虚ろな目で眺めているほの花。
顔を寄せて唇に口付けると嬉しそうに笑った。
「…ほの花、下も触るからな。」
「あ、は、はい。」
確認する前からどうせびしょ濡れに決まっている。ほの花もそれが分かっているのか羞恥で顔を背けるから間違いない。
「…今日もびしょ濡れか?ほの花ちゃん。」
「や、やめてください…はずかし…。」
「何で?俺、毎回此処触るの楽しみなんだけど?感じてくれてる証拠だろ?」
下の隊服も下着も取り払うと指を内腿から這わせて秘所に触れた。
──くちゅ…
少し触れるだけで指が勝手に滑るほどの濡れっぷりはいつものこと。
いつものことでも、それは男にとってみれば嬉しくてたまらないこと。
「あーあ…、こんなにシちゃって…。気持ちよかったか?」
指で秘所をぴちゃぴちゃとわざと音を立てながら弾いてやるとその音が恥ずかしいのか目を瞑って口を噤んでいる。
「っ、ふっ…ん、…。」
「まだ触れてるだけなのに気持ち良くなっちゃったか?此処触ってやろうか?」
そう言うと蜜芽にわざとツンと突いてやる。
意地悪くそう聞いてやるのは自分が相当な加虐心を持っているから。
好きな女をついつい虐めたくなる性質なのは趣味が悪いと思うが真っ赤な顔をして悶えている姿を見るのが死ぬほど好きだから。
思った通りに真っ赤な顔をしているほの花はいつものこと。
この後、恥ずかしそうに「そんなこと言えない!」とか何とか言ってくる…
ほの花はどこに行ったか、行方不明?
恥ずかしそうにはしているが、コクンと頷いて素直に触って欲しそうにこちらを見るものだこら肩透かしを喰らった。
初めての経験だったが、俺とのこの行為を受け入れてくれているようでそれはそれで嬉しくて顔がにやける。
結局、俺はほの花ならどんな反応でもいいんだ。
相手がほの花だということが重要なだけ。