第13章 オンナノコの初任務
「無事ではありますが、月のモノが来てしまったそうで酷い月経痛でここで倒れてしまったんです。」
「……つ、月のモノ?アイツ…そんな酷かったのか?」
「そんなこと私は知りませんよ。あなたの方が詳しいんじゃないんですか。」
辛辣な言葉を投げつけてくる胡蝶に先ほど凄んだことを早々に仕返しをされてると感じたが、先程は自分も悪かったので甘んじて受け入れる。
しかしながらそういえばほの花の月のモノの話なんて聞いたことがない。
恋仲になってから一月は経つが、その間にも聞いたことはない。警護でいない日は別だが、家にいれば必ず抱いていたと言うのに知らないと言うのは確かにおかしい。
それ以前に継子として鍛錬していたというのに月のモノで腹が痛ェから休みたいと言われたこともない。
我慢してれば流石に気づくと思うが…。
「それと…この冷たい雨が原因かもしれませんが、高熱も出ているので暫くここで静養させて下さい。家に帰るとあなたに無理をさせられると行けませんので。」
「はぁ?!流石に体調悪い奴を抱いたりしねェわ!」
「どうだか?宇髄さんのほの花さんへの溺愛ぶりはそれはそれは凄いのでそこは信用していません。」
「へーへー、ほの花が派手に可愛くてたまらねぇっつーのは間違っちゃいねぇよ。で?早くほの花のとこ連れて行け。家に無断で連れて帰ったりしねぇからよ。」
流石に病人抱こうだなんて思っちゃいないので、その言葉は聞き捨てならないが、早くほの花の顔が見たかったので言い返すのはやめた。
そんな俺の言葉を聞いてやっと「そこを出て右に行って一番奥の部屋です」とため息をつきながら教えてくれた。
胡蝶に手短に礼を言うと慌ててほの花の病室に向かった。
「あ、あの、音柱様…!」
部屋を出た瞬間、声をかけてきた隊士は見覚えのない奴。
一緒に任務についたこともないはずだ。
普段、一般隊士から声をかけられることなんて殆どないので突然声をかけられたことに驚いたが、仕方なくソイツと向き合った。