第47章 【番外編】貴方とならばどこへでも※
「あっ!ん、っあっ!あっ!!」
「はっ…、すっげ、締まる…なぁ?興奮してんの?こんなところで抱かれて。さっきより締まりがいいじゃねぇかよ。」
「や、ぁっ!い、わな、いでぇ…!」
だいたいほの花を抱く時は十分に濡らして、蜜路を広げてやってならじゃないと挿入などできやしない。
もう少し自分の大きさに慣れてほしいものだが、ほの花のそこはいつまで経っても形状記憶されてるかのように元の大きさに戻ってしまう。
その代わり締め付けはかなり気持ちいいのだが、それでも挿れた直後はその圧に一瞬、持っていかれそうになる。
先ほど部屋風呂で一度抱いているのにも関わらず、蜜口からの蜜路の容赦ない締め付けに奥歯を噛み締めて耐える。
しかも、先ほどよりも体は強張り、膣壁の締め付けも凄い。
こんなところで抱かれているのだから緊張感によるものだとは思っても、どうしても意地悪をしたくなってしまうのは先ほどの出来事が頭をよぎったから。
「っあ、やぁっ!ひっ…!ふ、かい…」
「そりゃ、ぁな?上に乗っかってるような、もんだからな。」
今の状態は抱き上げたまま、ほの花の尻を持ち下から串刺しにしてるようなもの。
いつもよりほの花がその挿入の深さに悶え苦しむのは理解できる。
いつもは四分の三ほどしか入らないのはいつものことだが、今日は否が応でも子宮口の近くまで捩じ込んでいるのがわかる。
「や、だぁ…!お、っき、すぎ…る…!!」
「は、っ、今更、だろ。お前を抱くのに死ぬほど膨張すんのはいつものことだろ。」
「わか、っ、てる、けどぉ…!!やぁあっ…!」
いつもよりも煽情的に喘ぐほの花を見て目を細める。
真っ暗ではない。
足元が見えるように蝋燭の炎が灯してある旅館の配慮のため、少しだけ見える俺たち。
赤い炎がやけに厭らしく、真っ白なほの花の肌を赤く染める。
細い腕を俺の首に絡ませてやるが、そんなものは大した支えになりやしない。
何故なら俺が問答無用に肉棒を最奥にむけて捻じ込んでいるから。
目尻に溜まった涙は舐め取ってやるが、これを止めてやる術は持ち合わせていない。