第9章 『実家に帰らせて頂きます』※

「ひぃｯ、や、ぁあっぁぁぁぁあッッッ！！！」

悲鳴のような嬌声を上げると再び肩で息をしてぐったりとしているほの花が本当に美しいと感じる。

まだ情交二回目のほの花に自分の欲を押し付けていることに関しては申し訳ないという気持ちはある。

早々に秘所に指を入れて蜜芽を押し付けながらかき混ぜてやると簡単に達してしまうほの花はやはり感度が高い。
本当ならばまだ最初と同じくらい時間をかけてやるべきだというのはわかっている。

だが、ほの花の淫らな姿を前にすると何かに取り憑かれたように止まらなくなってしまう。
病気なのではないかと思うほど。


「…ほの花、もう一本挿れるぞ。痛かったら言えよ。」

「…ぅ、は、はい…。」


ズブ…と二本指を揃えて蜜壺に侵入させると前回よりは滑らかに蜜路を進むがやはりウネウネとした蜜壁は指をもぎ取るが如く締め付けてくる。
心なしかほの花も苦しそうに眉間に皺を寄せている。

「…痛いか？」

そう聞いてもフルフルと首を振って否定をするが、痛みはなくとも圧迫感はあるだろう。さっきよりも顔がこわばっている。


「…ほの花、大丈夫だ。怖くないから。」

「う、ずいさ…。」

「ああ、俺に掴まってればいい。」


ほの花に覆い被さると細腕を自分の首に絡ませて、口付けをした。少しでも気が逸れるように指を動かしながら舌を差し込み舌を絡ませた。

目を閉じろと言ってからというもの口づけの時ちゃんと閉じるようになった。だが、顔を赤くして一生懸命目を閉じる姿が可愛くて薄っすらと俺が見ていることには気づいてないだろう。

こんな表情を見られるのも俺だからだろ？


特権をこれでもかと駆使すればほの花のすべての表情を見ることができる。
指を動かしながらも苦しそうな表情から少し甘い表情に変わってきたのに気づけるのもこの距離でほの花を見ることができる俺の特権。