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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第45章 【番外編】かまぼこ隊まぐわいを知りたい!の巻




天元が"コホン"という咳払いをすると食い入るように見つめる三人。
その姿は興味津々に目がキラキラと輝いている。

「…あー、まずさっきも言ったけど無理矢理はすんなよ。俺もほの花を初めて抱く時はすげぇ慎重だったし、何なら怖がられるなら結婚するまで手を出さないつもりだった。」

「は?!おっさんが…?!めちゃくちゃ手が早そうなのに…!!」

「あん?善逸、テメェ殴られてぇのか?」

「す、すいません…。」


善逸が驚きのあまりに口を滑らせてしまったが、炭治郎も伊之助も意外だったようで目を瞬かせている。


「怖がられるのだけは御免だからな。俺は経験者であっちは生娘だろ。そりゃ慎重になるわ。子作りって考えたらシてくれるだろうからそれまで待つつもり…ではあった。」


含みを感じる言い方になるのは実際は結構早い段階でほの花を抱いてしまったから。
もちろん合意の上であるが、そうなった翌日の幸福感は今でも覚えているくらいだ。


「それでも相手が良いって言ってくれんなら、まずはちゃんと抱きしめ合ってお互いを感じるのがいいな。それは雰囲気作りにもなるからな。空気壊すようなこと言うなよ。」


「「「雰囲気作り…」」」


抽象的な言い方では分かりにくいのだろう。
三人が三人とも首を傾げて言葉の続きを待っているような状況に笑いが込み上げた。


「あー…結局よ?そこが一番重要なわけ。気持ちが昂ってねぇとまぐわいなんてできやしねぇから。いくら接吻したってよ。その接吻がその場の空気にそぐわなければ意味がねぇ。」


「そんなの見て分かるんかよ?」


「まぁな!俺みたいな神になるとほの花のことなら手に取るようにわかる。アイツが物欲しそうな顔したら速攻ヤってるからな。」


「そんなもんほの花の分かったって意味ねぇじゃねぇか!俺はアオイのが知りてぇ!!」


「ンなもん自分で考えろ!目がとろんとして来たら大体は同じこと考えてるからあとはテメェしかわからねぇだろーが!」



天元とて三人の想い人の特徴まではわからない。
結局は自分の好きな人のことは自分で見つけていくしかないのだ。

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