第41章 【番外編】「娘さんを下さい‼︎」※
「っ!ふぅ、っ!んんんんんっ!!」
ほの花はもう虫の息だろう。
そんなことは分かりきっている。それでも自分の湧き起こる情欲を最奥に打ち付けることでしか解消できないのが困り物だ。
ほの花との情交は好きだ。
もちろん欲を出すことは男として必要不可欠なことなのだから嫌いな人間などいないのかもしれない。
ましてや、好きな女とのまぐわいなんて男からしたら天国行き確定なのだから。
暴発寸前の肉棒を引き抜いてまた打ちつけて、更にまた打ち付ける。
そうしてる内にもどんどんと溢れてくるほの花の蜜が秘所からぽたり、ぽたり…と朝露のように溢れ落ちてくる。
「っ、おいおい、布団が…濡れちまうぜ…?潮撒き散らすのは家だけにしろよ」
「そ!そんなこと…いっ、たって…!!む、りぃ!!」
「……まぁ、そうだわな。」
そんなことを調整できる女なんていないだろう。たとえできたとしてもほの花は無理だと思う。
不器用ではないのだが、俺が調教した為、めちゃくちゃ敏感だ。
教えた通りに反応をしてくれるので気分は良いが、ほの花に我慢しろという所業はできない。
声を我慢するにもこんなにヘロヘロになるほど疲弊しきっている姿を見ると此処での情交は間違いだったかと思わせられる。
だが、そんなこと言ってもあとの祭り。
此処まできたらほの花を丁寧に大切に抱くのみ。
「…ほの花、そろそろ…俺も出そうだからよ。もう少し頑張れ」
そう言うとチラッとこちらを見てコクンと頷いてくれたほの花。
振り向いたほの花を見て最初に感じたのは久しぶりに顔を見たと言うこと。
やはり最後は顔を見て果てたいと思うのは仕方ないことだと思う。
一旦、肉棒を抜き取るとほの花の体を反転させて普段組み敷く。
「て、天元…?」
「んー?お前の顔見たくなった。口づけていいか?」
「っ、う、うん。」
口を塞がれながら果てるのは集中できないと抜かしていたが、もういいだろ?
俺もお前ももうこのまま微睡に意識を手放してやればいいだけのこと。
俺はほの花の最奥目掛けて律動を繰り返し、己の欲望を吐き出す為、意識を集中させた。