第41章 【番外編】「娘さんを下さい‼︎」※
手加減されない情交が久しぶりすぎて打ち付けられる律動がいつもより重く感じた。
早々に再び達してしまって、肩で息をしているが体に残った衝撃のせいで震えが止まらない。
「っはぁ、っ、はぁ…!て、てんげ…!も、もうちょい、ゆっ、くり…!意識、と、とんじゃ、う…!」
「あー…わ、悪ぃ悪ぃ…そうだな。ごめん。」
流石に悪いと思ってくれたようで私の腰を一旦下ろすと体を持ち上げてくるりと反転させられる。
「う、あ…!」
突然、視界が天井から布団に早変わりすると天元が枕を顔の下に敷いてくれた。
「これに掴まっとけ。あと口もそれで抑えときゃいいだろ?」
「あ…ありがとう…」
でも、何故私は感謝をしたのだろうか。
いや、それに関しては優しさだとは思うけど、再び腰を上げて、お尻を突き出すような恥ずかしい格好をさせられた。
剥き出しになった秘所に大きな質量のものがぬちゃと当てがわれたとき、私は顔面蒼白だったと思う。
ズチュズチュ…と膣内をこじ開けるように再び屹立が入ってきて、私は悲鳴を枕の中に吐き出した。
「んぁあっ…ふ、っぐ、っ…!んん、っ!」
「…息はしとけ…。ゆっくりでいいから…」
まだ向き合って挿入されるときはそこまで感じないのだが、天元との情事の際、後ろからと上に乗っかる時は未だに慣れないほどの衝撃を感じる。
天元の"音の呼吸"は爆発する攻撃が多いけど、正直膣内に音の呼吸を使われているのではないかと思うほどだ。
そんな状況で呼吸を普通にするだなんてことがどれほど難しいことなのかこの人はわかってない。
分かってないけど分かる必要もないし、私は彼の想いを全力で受け止めるだけ……
なのだが……
「んんっ!ひ、っむ、ぐ…!んんんっ!ふ…!」
全力で受け止めようにも彼の優しさで鈍りきった体はその動きについていくのがやっと。
ズンズンと打ち付けられる大きな男根は熱く滾っていることで毎回燃えるように熱い。
それでも何度か律動を繰り返されれば、その衝撃も甘い刺激に変わってくるのだから不思議だ。
呼吸が止まりそうなほど苦しかった其れは鳥肌が立つまでに快感になり、私は必死に天元の想いを受け止め続けた。