第41章 【番外編】「娘さんを下さい‼︎」※
「んぐっ!んんんんんっ!んんっ、ふぅ!!っっっうぅ!!」
ぐちゅぐちゅと抽送される指の動きに必死に耐えるが微かに当たる蜜芽の刺激も相俟って頭の中で沸騰しそうだった。
余計なことを言ってしまったのかもしれない。先ほどから天元が私を見下ろす瞳がまるで肉食動物のように獰猛だ。
舌舐めずりをして、ニヤリと口角を上げるのはよく見る表情だけど、今日は目が笑ってない。
息が苦しくないように手で口を塞がれているが、口づけの時よりも体の自由が利くことで幾分か秘所への刺激に集中できる。
体の中に溜まってしまっていた出しきれなかった絶頂の余韻が膨れ上がっていく気がした。
「ん、っんんっ!ふ、んっ!は、っ…ああああ!!!」
「…気をやりそうか…?」
天元の言葉にコクコクと頷いてみせると口を塞いでいた手を退けた。
「っ?ん、ひゃ、……んんん!!」
突然取り払われたそれに私は慌てて自分の手で口を押さえる。
声を出させないために口を塞いでいた筈なのに何で急に外したのか?
理解できなかった私は天元を不満気に見つめた。
「おいおい…それじゃ意味ねェだろ?」
呆れたような天元が私の手を口から再び取り払うと重ねて頭の上で布団に押し付けた。
それによって私の口元を遮るものは何もなくなってしまった。
「や、ぁっ…!て、てんげ…!ちょ、っ、と…!」
「おら…お望みの天国に逝ってこい。ここで待っててやる。」
すると、天元はぐちょぐちょに濡れそぼった蜜壺に挿れ込まれていた指を挿抜させ、蜜芽を強く押し付けた。
更に顔が近づいてきたかと思えば、胸の頂をパクリと口に含んだことで、私の意識は一気に昇り詰めた。
「ひ、やぁあああああああっ!!!!」
体を仰反らせてビクンビクンと震わせると目の前がチカチカとした。
視界のど真ん中にいる天元が満足そうにこちらを見ているが、慌てて口元を手で覆った。
今更それをしたことで何の意味もないのだが、やってしまったことへの罪悪感から無意識に口元を覆ったのだった。
「ほら、お望み通りに気持ち良かっただろ?」
「…き、気持ち良い、けど…声出しちゃった…」
「仕方ないだろ?ほの花が我慢できねぇのが悪ぃ。」
悪びれる様子もない天元に口を尖らせるが、次の瞬間外から聴こえてきた声に2人共が顔面蒼白になった。