第8章 愛し君と…(※)
"覚悟しろよ"と言ったのは俺だが、覚悟をするのは自分自身にも言えること。
ほの花の色気にあてられて、膨張しきって痛みを感じるほどの男根はほの花の狭い狭い蜜道を何とか貫通できたが…。
これを往復しようにも潤滑油として役に立つはずの愛液は十分すぎるほど溢れていると言うのにそれすら役に立たないほどにギチギチに絡みついてくる内壁にもっていかれそうになる。
(…きっちぃー…)
ひとつになりたいとあんなに願っていたから今それが叶って嬉しくてたまらないが、ほの花の蜜道と俺の男根までもが完全に一体化してしまっていると言えるほど、本当にギリギリ入ったと言える状態。
ほの花もツライだろうが、俺もかなり限界だ。
少し動くだけでほの花が絡みついてきて、搾り取られるような感覚にも陥る。
痛みでそれどころではないだろうが、万が一ほの花が達してしまえば膣の収縮に耐えきれず俺は簡単に吐き出してしまうだろう。
生娘のほの花を目の前にして、余裕ぶってきたがこんな締め付けされたら長くはもたない。
ゆっくりと引き抜き、またゆっくりと奥に押し戻すだけで全身鳥肌が立つほどの快感に襲われる。
一度欲を全て出し切ってしまえば、思うように動けるだろうが、息も絶え絶えのほの花を目の前にして"二回戦いくか"など口が裂けても言えない。
かと言ってやっとほの花を自分のものにしたというのに簡単に達してしまうのはとてももったいない。
せめてほの花にも少しは気持ちいいと思ってもらえないと"挿入は地獄"だという記憶しか残らないのは困る。男としてはそれが一番の醍醐味だからだ。
なけなしの理性でほの花に口づけをすると膨れ上がった蜜芽を指で摘みながら抽送してやる。
少しでも気持ちよくなってくれたら少し力が抜けるのではないかという一路の望みをかけて。