第8章 愛し君と…(※)
ほの花が気持ちいいと言っていたところに当たるように二本の指で擦ってやると同時に親指で蜜芽を押さえつけてやる。
「ッッ、ひ、やぁああっ!」
突然の蜜芽への刺激が予期せぬことだったようで悲鳴のような嬌声を響かせて腰をくねらせるほの花。
痛くねぇならいくらでも喘げばいい。
そのまま唇までも塞いでやればくぐもった声が端から漏れるだけ。
「…んん、っふぅ、んんんッ!!」
「…ほの花、気をやるのは良いが意識は飛ばすなよ。まだまだこれからだ…。」
言い終わるや否や、ほの花の言葉をも飲み込むように口付けると舌を絡ませる。
抽送を続けていた指も変わらず動かせば、ぐちゅぐちゅ、と厭らしい音を立てて分泌を続ける愛液。
あれほどキツくて内壁が破れるんじゃねぇかと思うほどだったのにだいぶ柔らかく纏わり付くようになってきた。
「ふ、ぅっ、や、ぁぁっ、うず、いさ…!!」
「いいぞ、そのまま受け入れろ。」
一際体を震わせ始めたほの花を抱きしめて口付けると指の抽送をしながら蜜芽を強めにぐりぐりと弾いてやった。
「ひっ、ぃやぁあああッッ!ぁ…ああ…あ…。」
体を仰反らせてビクビクと果てるほの花の姿が恍惚的でその色気にごくりと生唾を呑む。
自分の屹立は天高く聳え立ち、滾りきっているため痛みすら感じる。
早くそこに入りたいと言う意識すらあるのではないか。
それでも、この日の俺はひたすら待った。
ここまで来てほの花を傷つけることなどしたくない。あとから思えばよくあんな辛抱強く待てたなと褒めてやりたいほど。
しばらくそのまま落ち着くのを待ってやると少しだけ呼吸が落ち着いてきたので指を引き抜きべっとりとついた愛液を舐めとる。
「…甘ぇな。ほの花のは…。」
本当はそこをぐちゃぐちゃに舐め回してやりたい気もするがもう自分の中の雄が限界だと言ってくる。
俺はほの花にゆっくり覆い被さると口づけをした。