第30章 "初めて"をください※
宇髄さんの男根は本当に大きいらしい。
それを知ったのは瑠璃さんの発言だが、こうやって大きくなっていく様を目の当たりにすると冷や汗が出てくる。
屹立の先はパンパンに張り詰めて膨れ上がり、竿の部分も皮膚を引っ張りながら限界まで膨張してしまっている。
いつもこれが自分の膣に入っているかと思うと恐ろしいが、それで気持ち良くしてもらってることもまた事実なのだから仕方ない。
暫くその大きな屹立を手淫していると先の方から生温かい感触がした。
まさか精液が出てしまったのだろうか?と思い手を離して見てみるが、無色透明の其れは思っていたものではないようだ。
しかし、手を目の前に広げた瞬間、少しの隙間から赤黒く滾った男根を見てしまい、ドクンと胸が跳ねて目を泳がせた。
(…や、やっぱおっきー…。)
チラッと見えてしまっただけなのにあまりの衝撃的な大きさに喉が鳴った。
挿入すること叶わないけど、こうなってしまえば宇髄さんだってつらいはずだ。起きた時、スッキリしていたら気分もいいだろう。
そう思った私はゆっくりと布団の中に潜り込むと彼の屹立を包んでいた下着を寛がせ、それを取り出し、ペロリと先端から垂れていた液体を舐めた。
しょっぱいけど、宇髄さんの匂いがして体が熱くなる。寝ている彼に何てことをしているのだ。
でも、始めてしまったら止まらない。
大きな屹立はいつもの如く全部口に入れることは無理なのだが、先端を咥えるとそこだけで上下に動かしてみる。
これ以上、奥まで入ってくるとおえっとなってしまうこと間違いなしのその大きさ。しかも、いつも思うが口角はギリギリまで広げられていることで、口腔内に溜まった唾液が行き場を失い溜まっていく。
それを飲み込むために一度離してはまた咥え、離してはまた咥え…。
口淫するのも一苦労な大きさの其れには手を焼いてしまうが、それもこれも私が不慣れで下手くそだからだろう。
それに布団の中は熱気がこもっていて暑いし、するなら早いところ出してあげないと宇髄さんが起きてしまうかもしれない。
私は意を決して今度は手で屹立を握った。