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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第27章 晴れ時々嵐、柱合会議にご注意を※





「な、なーに?そんなことされたら怒るに怒れないじゃん…。何かあったの?」


ああ、ほの花もこんな気持ちだったんだな?
俺に怒られるかもしれないってドキドキしながらさっき話してくれたんだろ。
仕置きなんて意地悪なことしないで優しく愛してやれば良かったと今更ながらに後悔が押し寄せる。
しかし、言わねばひょんなところから瑠璃がほの花に言っちまったら余計傷つける。
先手必勝だ。


「瑠璃が此処に来た時、急に飛びつかれて唇奪われた。ごめん。不可抗力!不可抗力だからな?!これっぽっちも嬉しかねぇし、俺からしたわけでもねぇ!!」


何言い訳してんだよ。
派手にダセェことこの上ない。でも、それ程までにコイツにだけは嫌われたくない。
ダサくても、情けなくても、頭を下げることなんて厭わない。

「この通り!!」と手を合わせてほの花大明神様を拝んでいると、ツンツンと肩を突かれた。


「ふふ。大丈夫だよ。分かってるから。でも、消毒だけする!!いい?」


そうやって俺を見上げるほの花を抱き上げるとそのまま口づけた。
情交後の微睡にしては素っ裸で謝罪し合うなんておかしなことをしてしまったが、それもこれもほの花が帰ってきたからできること。


首に抱きついてきたほの花が自ら舌を絡ませてきたので、それに呼応するように絡ませると下半身に熱が溜まってしまう。


しかも、今はまだこの通り絶賛裸でまぐわいやすい状況だ。


「…ん、…えへへ…!消毒終了!服着よ?」


「なぁ、勃っちまったんだけど…?挿れたら駄目?」


「な、えーー?!だ、駄目駄目!!また、夜に…!」


「そんな助平な口づけされたら勃つに決まってんだろ!?責任取れ!!」


そう言って布団の上にほの花を横たえたのだが、置かれた瞬間スルリと逃げ出して服を引っ掴み身につけると「夜に責任取ります!!」と言い残して猛烈な速度で部屋を出て行った。


残された俺は一人、天高く聳え立つ肉棒を睨みつけて、深いため息を吐いた。


(…やっぱ人類最強の鈍チンだわ。アイツは。)


アイツは生まれ持っての男心が分からない鈍チンなのだ。

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