第26章 君の居ない時間※
ほの花を初めて見た時、本当に綺麗な女だと思った。
継子にしたらこの屋敷にいることが当たり前になって、恋人になったらこの腕の中にいることが当たり前になった。
だから、暫く会えないなんてことが自分の中でどう言うことなのかイマイチ理解できていない気がする。
自分の下に組み敷いたほの花が恥ずかしそうに見上げてくるその様だけでも、ごくりと生唾を飲む始末。
「…また俺、一人でお前をおかずに抜くのかよ。マジで抱き潰さねぇと気がすまねぇっつーのに…。」
「ご、ごめん…ね。」
申し訳なさそうに謝るほの花だけど、コイツが悪いわけではない。
それだけは自分でもわかっている分、何とも言えないむず痒さがある。
しかし、既に滾った肉棒が隊服の中で外に早く出してくれと膨れ上がっている。
このままにしておくのは窮屈すぎてたまらない。
俺は早々に隊服を脱ぎ捨てるとほの花のスカートにも手をかけて外してやる。
「…暫く見られねぇからこの目に焼き付けておく。」
「ちょ、は、恥ずかしい…から!あんまり見ないで…!」
胸元のモスリンはそのままだし、中途半端に脱がせたことで余計に厭らしさを感じると、ほの花の首筋に口づけを落とした。
「っ、ひっん…!」
「付けていい…?」
「み、見えるとこ、は駄目…!せめて、見えないとこ…!」
ほの花は所有印の意味が全く理解できてない。他の男から見えるところに付けていないと何の意味もないと言うのに、たまにこんなことを言ってくるのはこちらとしては呆れて物も言えない。
「…俺の物だってわかんねぇと意味ねぇだろ。」
「そ、そんなの無くたって天元の、だよ…?」
「駄目だ。じゃあ、一個だけ見えるところに付ける。あとは見えねぇところに付けるから。それなら良いだろ?」
いつもなら可愛い可愛いほの花のおねだりなら結局は聞いてしまうのだが、今日は無理だ。
何と言われようと自分の物だと分からせないと気が済まないのだ。
俺はほの花の首筋に強く吸い付くとそれと同時にモスリンの中に手を入れて乳房を揉みしだいた。