第24章 情欲は無限大※
「あ、んっ!て、んげん…いがい、とし、シない…!!」
「わぁーってる…!誰がさせるかよ…!こんな良い女…誰にも渡さねぇっつーの…っ!」
腰を持ち、深く打ち付けるとほの花の体重分自然と感じる衝撃も大きくなるようで、俺の肩に手を置きなるべく最小限に止めようと必死の彼女。
だが、快感に打ち震えるところが見たいと言うのにそんな狡いことをされては逆効果だ。
肩に置かれていた手を取ると自分の手に重ねてやる。
そうすることでしっかりと掴まれないほの花は途端に身を捩った。
「ああっ、やぁっ、あああっ!は、ぁん…!」
「気持ちいい、くせに…逃げんなっ、よ…!」
ズンズンと突き上げるとそれに合わせてほの花の体も浮き上がる。
浮き上がった体を掴むと、滾った男根を突き刺すとまるで踊るように俺の上で打ち震えている彼女を見ると興奮して益々腰が止まらない。
「やぁあああっ!は、げし…ぃっ!てんげ、ん…!ゆ、ゆっくり…!」
「ゆ、っくりしてたらよ、…!俺が果てれない、だろ?」
「あ…っ、え…、わ、わかった、ぁあっ!」
素直なほの花は納得してくれたが、そこに余裕はない。致し方なく受け入れた感じだが、限界はとうに超えているだろう。
震える手は俺の手をぎゅうっと握りしめることで快感に耐えているようだし、余裕はない。
愛おしくて、愛おしくてたまらない。
俺の甘い痛みを最奥に刻みつけるかのようにする抽送は自分とて余裕のなさを散見させる。
何を感傷的になっているのだ。
此処にいる。
まだ此処にお互いを愛することができる時間がある。
自分が死んだら…なんて変なことを考えてしまったのは血鬼術なんかにかかっちまったからか。
柱として任務に当たるわけだからそう言うことも理解して鬼殺隊にいる。
でも、たまに不安になる時がある。
不可欠な一人に決めてしまったことへの不安。
あの三人と添い遂げていればこんなことは感じなかっただろう。
必要不可欠なたった一人にほの花を選んだ。
それは必然的に自分の首を絞めることになるのは分かっていた。
自分がいなくなった後のことを考えるのも
逆も然り
ほの花に万が一のことがあった時、
自分は正気を保てるだろうかということを危惧して止まないのだ。