第24章 情欲は無限大※
「てんげん、せなかにもつけるー!」
「まだやんの?俺はそろそろお前を抱きてぇんだけど?」
「せなか……つけたい。」
かれこれ十分間ほど、俺はほの花に体を預けている。所有印を付けたいと言うのはわかった。
だが、俺の肉棒はギンギンに勃ちあがってしまって隊服を持ち上げているし、何なら隊服が少し湿り気が帯びているのは先走りが溢れている証拠だろう。
しかも、ほの花だって秘所から愛液が溢れている音が聞こえてくるのだから、そろそろシたいと思ってくれているのではないか。
よほど、背中に付けたいのか上目遣いにおねだりするように見つめられるので「わーったよ…」と仕方なく了承したが、もう触れたくて仕方ない。
彼女が動くたびに、秘所の惨状が分かってしまうほどの水音に肉棒は天高く聳り立つ。
背中に唇の感触がすると、少し体がビクッとしてしまった。
そんなところを女に口付けされたのは初めてのことで、興奮してきた。
「…ほの花、早く触りてぇ。」
「んー、あと、ちょっとー…。」
「お前だって濡らしてんじゃん。俺に抱かれたくなってきたろ?」
「てんげんならいつでもだかれたいよ?へんなのー。」
あー、駄目だ。この後に及んで俺を煽るなんてコイツは本当に分かってない。
悶々としながらも、何とかほの花の唇が離れたのを皮切りに彼女をそのまま押し倒した。
「わぁ!びっくりしたぁー、んんっ!」
間髪入れずに口づけをしてやるとお互い酒の匂いがふわりと香る。
その中でもやはりほの花の匂いもしてくるので夢中で口内を荒らした。
歯列を舌で触れながら、ぐちゅぐちゅと唾液が漏れ出るその様は厭らしい。
「ほの花、すげぇ好き。愛してる。」
唇を離すと無性にほの花に愛を囁きたくなった。身体中にほの花の所有印を感じて気分が良かったからだ。
「わたしもだいすき!てんげんのなめるー!ふく、ぬいでー?ばんざーいする?」
「……は?」
これから俺の番だった筈ではないのか?
ほの花が再び起き上がって俺の隊服を脱がせようとしてくる。
酒の力があるとは言え、此処まで積極的なほの花は初めてのことで困惑してしまったのは仕方ないだろう。