第24章 情欲は無限大※
私と宇髄さんはその日一日そこで静養して、翌朝屋敷に帰ることになった。
一日経てばだいぶ体の痛みもマシになっていたのだが、宇髄さんが夜中寝ぼけて着物の合わせ目から乳房を弄るものだから全然眠れなくて朝から悶々とした気分になってしまった。
「ほの花ー?どうした?寝れなかったのか?」
「…だ、誰のせいだと思ってんのーーー!!」
「は?俺、なんかした?」
そうでしょう、そうでしょう。
スースーと気持ち良さそうに寝息を立てながら私の乳房を鷲掴み揉まれるこちらの気持ちになってみてほしいモノだ。
「夜中、私の乳房を鷲掴んで揉みまくったくせにどの口が言うのーー!!わたし、…わたしっ!全く眠れなかったんだからぁああっ!!」
「……ま、まっさか〜!」
そんなことするわけないだろ?みたいな顔をして笑っている宇髄さんだけど、こちらはそのせいで一睡もできずに眠くてたまらない。
寝不足は機嫌も悪くなると言うもので睨みつけるように彼を見遣ると、顔を引き攣らせたので私の本気は伝わったであろう。
「…え、ま、マジ?」
「私が…嘘を言ってるように見える?」
「いや…!悪ぃ、寝てて良い!俺、運んでやるから!」
「…その前に…、厠に連れて行ってください!」
「へ…へ?あ、ああ…!催したのか?よし!」
「ちっがーーーーーう!!!あなたがずーっとずーっと触ってたからびしょ濡れなんですーーーー!!」
目をパチクリとさせて絶句する宇髄さんを睨みつけると、"早く連れて行け"と訴える。
どれだけ悶々とした気持ちで夜通しいたと思っているのだ。
そちらは好き放題触るだけ触りまくり、スヤスヤと寝ているのだからこちらは溜まったもんじゃない。
「……ほの花、心配すんな!一発ヤる…」
「すぐに厠に連れてけ、おいこら。」
「…はい。スミマセンデシタ。」
「帰っても今日はシないから!!天元だって悶々とすればいいんだ!!絶対させないから!!」
「ちょ、ほの花ちゃん…落ち着いて話し合おうぜ?な?ほの花ちゃーん。頼むぜー。」
目の下にクマを作りながら宇髄さんに凄むと帰るまで彼の腕の中でこれでもかと寝に入った。
いつもなら"重くないかな?大丈夫かな?"と心配になるところ私の不満は爆発してそんな気持ちは微塵も生まれなかったが、私は悪くないと思う。