第24章 情欲は無限大※
後ろからほの花の胸を掴むとやわやわと揉んでやる。
──体つきが女性らしくて色っぽかったので…
(…ンなことは俺が一番分かってんだよ。)
体調悪くなるほど甘味食い漁って増やした目方だけでなく、同じように乳の大きさも元に戻ってしまって。しかも、不本意にデカくなりやがったときた。
だが、これは俺のためのもので他の男に見せるためではない。…にも関わらず、男というのは女の体が気になるのは最早本能的なものでもある。
「見るな!」といくら言ったところで目に入ってしまうのも致し方ないのかもしれない。かと言って許すわけではないが。
「や、ぁっ!て、天元…!ま、まって…!私、いま月のモノ…!」
「わぁーってるって。一回気をやっとけ。俺はお前の体のことは知り尽くしてんの。体預けとけ。」
「ちょ、っ、こ、困る…!そ、そんなの…!」
「…何でよ?触られたくないってか。」
真っ赤な顔で悶えているくせに口は否定をしてくるので不満しかない。素直にさせてやるしかないか…と着物の合わせ目から手を入れてやる。
生肌と言うのはこうも興奮するのかとほの花の乳房を手に収めるとふわりと女の匂いがした。
乳から香るこの甘い匂いは俺の理性を掻き立ててくるから困りモノだ。
しかし、それよりも理性を狂わせるのは目の前にいる天然爆裂娘だったりすることもある。
「…ち、ちが、っ!さ、わられたく、ないわけじゃ、ない…!」
「じゃあ何だよ?こんなに此処勃たせてるくせに。気持ちいいんだろ?」
「あ、あたりまえじゃん…!て、んげんに触られたら…!」
「…触られたら?」
「……シたく、なっちゃう、んだもん…!」
ほんのお遊びで一度だけ気持ちよくさせてやろうと思っただけ。
本気で抱こうだなんて思っていない。
流石に月のモノの最中にシてしまえば、血みどろの海になること間違いなしだ。
それなのに煽るようなこと言われてしまえば、血みどろになってもいいか、とさえ思ってしまうのは鬼畜すぎるだろう。
「…あー、……抱きてェ…。」
お互い同じ気持ちなのにそこに立ちはだかるのが生理現象だということが歯痒い。
しっかりと派手に勃起した肉棒を腰に擦り付けると口淫でもしてもらおうかと思った矢先、虹丸が勢いよく飛び込んできて任務を言い渡してきた。
正直言って助かった。