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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第24章 情欲は無限大※





大人しく部屋で薬の調合をしていると、しのぶさんのところに行っていた宇髄さんが帰ってきた。

部屋に入ってきたところで時計を見ると既に三時間も時間が経っていた。集中すると時が経つのを忘れて没頭してしまう癖はちっとも直りそうにない。


「お前、また休憩もせずにやってたろ。ちっとも茶が減ってねぇし、布団に寝た形跡もねぇじゃねぇか。」


そう呆れたように言われてしまうけど、全く反論の余地もないので唇を尖らせて不満の意を表すことしかできない。


「だって…集中してたんだもん。あ、えと、おかえりなさい。しのぶさんへの用事長かったんだね。もう三時間も経ってるよ。」


「まぁな、その後もいろいろ野暮用があったんだわ。寂しかった…わけねぇか。薬馬鹿のほの花ちゃんはずーっと薬作ってたもんなぁ?」


「うー!意地悪!!宇髄さ、じゃない、天元が行っちゃった時は寂しいなって思ってたし!」


あ、ヤバい、顔が…怒ってる時の顔…。
二人きりなのに苗字で読んだから…。
分かってはいるけど恥ずかしいのもあるけど、鬼殺隊の任務の時に"宇髄さん"と呼ばないと示しがつかないから今はあんまり"天元"に慣れるわけにはいかないので、意図的に"宇髄さん"にしている。
もちろんちょっと…いや、だいぶ小っ恥ずかしいと言うのもあるけど。


「時透のことはすぐに名前で読んだくせに…。」


「無一郎くんだって、任務の時は霞柱様って呼ぶよ。」


「派手に不満〜。今日は何回絶頂迎えさせてやろうかな。妊娠してねぇから気を遣うことねぇもんな?」


「え?ちょ、月のモノ…!」


この人、血みどろにさせながら私のこと抱く気なの?!と顔面蒼白になったところで宇髄さんに引き寄せられて口づけをされた。
本気なのか…と白目を剥きそうだったが、一度口付けるとすぐに離して、抱きしめてくれるので肩透かしを喰らった。


「え…、て、天元?」


「ばぁーか。月のモノの時に無理やり抱くわけねぇだろ。ヤらなくてもほの花を気持ちよくさせることなんてできちゃうからなぁ。俺は。」


すると急に後ろに回ると両手で胸を鷲掴み揉みしだいてきた。
頸に寄せられる唇が熱くて、それだけなのに全身に鳥肌が立ってしまう私は間違いなく彼に調教されている。


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