第23章 早とちりも程々に※
「…わたし、天元が喜んでくれるかなと思って頑張って巨乳になろうとたくさん食べてたんだよ?空回りしちゃった…。」
俺の胸に顔を埋めながらそんなことを言うほの花が悶絶しそうなほど可愛くてたまらないのだが、巨乳になられるのはいろいろ不都合だ。
そもそもコイツは元より外見に向かう所敵なし状態。乳だって小せぇわけじゃなかった。華奢な割には膨らみは豊かだったし、手足も長くてしなやか。
正直、不満なところなどないだろうと思っていたのにまさか俺のために巨乳になろうとしていたなんて…。
(…クソ可愛いけど、派手に困るな。そりゃァ。)
しょんぼりするほの花の頭を撫でてやると擦り寄ってくるので強く抱きしめてやる。
「既にだいぶデカくなっちまってるけど、別にお前の乳なら何でもいいんだわ。俺のためだけならその乳も唆るんだけどよ、他の男が見るだろうが。現に昨日、男に目合いを求められたんだろ?」
俺の体にくっつくほの花の柔らかな肢体。
たったそれだけでも乳房の膨らみが腹に伝わり、簡単に下半身に熱が溜まるというのに。
「それは…私のことが気に入らないから喧嘩売って来ただけで、本気じゃないと思う!私の体なんてきっと興味ないよ。」
いや、そもそも興味なければ体見たりしねぇし。
目合いを求められるっつーことはコイツの体を見て、そう言ったんだろうが。
そんなこともほの花にはなかなか理解してもらえない。
「どうだかねぇ。ま、ンなこと望んだところでお前は俺のだけどな。そんな巨乳になりたきゃ、毎日朝昼晩と揉んでやるわ。」
「な、ま、まきをさんに同じこと言われたけど…!それは遠慮しとく!!絶対それだけで済まないじゃん!」
「分かってんじゃねぇか。だったらもう巨乳の夢は諦めろ。まぁ、そのうち勝手にデカくなっちまうわ。俺がずっとお前を抱き続けるんだから。」
そうやって抱き込んでやれば、硬く滾った肉棒をほの花の体に押し付けてやる。
耳まで真っ赤に染まった彼女をどうしてやろうかとよからぬ考えが浮かんだが、月経痛だったことを思い出すと、諦めてほの花が眠るまで添い寝をした。
ややがデキていなかったのは残念すぎるがやはりもう少しほの花と情交を愉しみたいと思ったそんな昼下がりだった。