第23章 早とちりも程々に※
【おまけ】
「…くっそ、それなら昨日ぶち込むんだったわ」
二人で遅めの昼餉を食べながらも思い出すのは昨夜の蜜事。それならば激しくぶち込んでほの花を派手に喘がせたかったと言うのに。
ややがいると思ったから我慢した俺…。
「…私、ちゃんとシないの?って聞いたもん…。」
「あ?!ややがいると思ってクソほど我慢したんだぞ?絶対月のモノ終わったら派手に抱き潰す!!」
「て、天元…!や、優しくしてほしいなぁ…?」
「断る!!お前は俺の愛を派手に受け止める義務がある!!」
口を尖らせながらじーっと俺を見つめるほの花だったけど、すぐに表情を崩してふわりと笑うと腕に絡みつく。
「ふふ、いつかややが出来てもちゃんと私のことも愛してね?」
「…当たり前だろ。生涯お前のことを抱き潰してやるからな。覚悟しとけ。」
そう言うと、どちらかともなく唇を寄せて口づけをした。甘い唇に何度も己のを押し付けると昨夜の不完全燃焼だった性欲がムクムクと起き出して、居間で派手に勃起させる俺に苦笑いをするほの花。
しかし、数分後にまきをと隆元が居間に入ってきてしまい、慌てたほの花が俺の腹に抱きついてそれを隠してくれたのに、「昼間から仲良しですね〜。」と揶揄されてしまった。
恥ずかしがり屋のほの花が耐えられるわけもなく、その後機嫌を直すのに小一時間かかったのだった。