第4章 病魔【P128 ~ 🫖*】
真っ白にけぶった視界のなか、まだひくひくと痙攣している花孔に、
ぬっと硬いものが埋まった感触がして、ヴァリスはびくりと身を震わせた。
「あっ………。」
ぼんやりと霞がかった瞳でベリアンを見上げる。
彼のしようとしている行為に気づいた。
脚衣の中から引き摺り出された、
赤黒く猛々しい彼の象徴が、今にもヴァリスの内(なか)に入ってこようとしていた。
本当にこのまま……?
自分から望んだ事だというのに、さざめくような惑いが染みのように広がる。
なぜなら、彼は自分に仕える悪魔執事なのだ。
それなのにもし外部にこの夜のことを悟られてしまったら、
彼らが今よりさらに後ろ指を指される事態に陥るかもしれない。
そんな彼女の惑いを見透かしたのか、ぬるぬると先端を擦り付けながら、
一層強くその腕のなかに包み込まれる。
「大丈夫……。この先にどんな事が待ち受けていようとも、
私が貴女をお守りいたしますから」
きゅっ、とシーツを握りしめていた指を解かせ、指輪に口付ける。
彼女がわずかに力を抜いたのを見計らって、花孔にぐいと深く押し付けた。
「あっ———。」
めりっと拓こうとする動きに慄いて、
思わず腰が引けてしまうと、彼の指が腰をつかんで自分のほうへと引き寄せた。
「待って、………はいらな、」
ずりっと切っ先が蕾を押し広げ、ゆっくりと奥へ奥へと進んでいく。
その狭間から血が溢れ、それでも彼は止まらなかった。
「貴女があまりに愛らしくなさるので、抑えが効かなくなったようです。
痛い……? 痛い、ですよね……。 でも……止められない………!」
情欲にかすれた声で問いかけながらも、確実に埋め込まれていく。
めりめりと処女肉を拓かされていく感覚は、身体を引き裂く痛みそのものだった。
「貴女の内側はなんて熱い……私のものが蕩けてしまいそうです」
慈しむように頬に唇を触れあわせながら、熱い吐息が素肌を滑る。
ねっとりと蜜を纏いながら、ぐちぐちと象徴を出入りさせる。
そして、指を組み合わせるように絡めしっかりと繋いだまま、
さらに奥へと進もうと力を込められ、
痛みに怯える身体は強張り、無意識に息を詰めていた。