まさか…自分が呪術廻戦の世界に……?【分岐END短編】
第3章 貴方の術式を再利用【伏黒ルート】
午前は難なくこなせたが午後からはまた痛みが襲ってきた。
「…ふーっ…っ…」
「ツナマヨ?(大丈夫?)」
「あ、狗巻先輩。大したことじゃ無いので大丈夫ですよ?」
私がそういうと狗巻先輩は"ツナ(そっか)"と言うも心配そうな顔をしてくれている
《瑞姫~!次お前の番だぞー?》
「いくら(呼ばれてるよ)」
「あぁ、狗巻先輩、寒いのでこれ着ててください。私動いたらすぐ体温上がるので」
「しゃけ。たかなぁ(ありがと)」
「どういたしまして」
先にやっていた伏黒くんから長物を受け取り構えると後ろから乙骨先輩の呪力が微かに感じられた。
「頑張れよ。痛み強くなったらすぐ禪院先輩に言え」
そう彼が言うと私の頭をポンと軽く撫でてきた
「!……」
「おい、ボサっとしてんなよ」
真希さんと戦っているうちに私が1本取った
「真希さん?腕落ちてません?」
「っるせぇ」
「私から1本取りたいなら頑張ってください?」
「おう。もちろんだ」
2回目をやっていると…
「おつかれサマンサ〜っ」
「あ、五条先生!」
「おら、余所見してたらッ」
そんなことわかってますよ~なんて思いながら背中を長物でガードし。
「なっ!」
足元ががら空きだと言わんばかりの狙われ方をしたのでバク宙をして真希さんの後ろに立ち。
「…瑞姫…?大丈夫そう?」
「…?」
その時私は気づいていなかった。スカートを履いていてまさか…見えていたなんて
「明太子、高菜!(スカートの中)」
「西条さん、あの〜…スカートの中が…」
「えっ……うそ」
「は?西条は私の制服のお下がり履いてんだから見えねぇはずだろ」
「それは……太陽の方向がちょうど…」
「なるほどなぁ…太陽の光がちょうど当たって見えちまったってわけか」
「……確かに今日制服がズボンだったから黒パン履いてない…」
今更思い出したって意味が無い。この子達は健全な男子高校生なのだから
「良かったなぁ?野薔薇居なくて」
「はい…多分すっごい怒られてましたね…」
「男子たち…ふっ、やっぱりな」
「ん?」
「なんでもねぇよ。さっさと構えろ」
「はい!」
次も私が1本取った。
そうこうしてるうちに午後の授業も終わった
「はぁーい、みんなちゅうもーく」
「「「「「?」」」」」
「野薔薇と悠二にはまだ言ってないけど明日の授業は特別授業だからねー」
全員が一気に「?」を頭に浮かべた