• テキストサイズ

【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第13章 好いとうよ【2月】


side.名前



「名前?」

「、!」

「どうした!?」



飲み物を持った雅治くんが、焦った顔をする。


泣いてるところ、見られちゃった…

こんな姿、見せたくなかったのに。



「何かあったんか?」



心配そうに私の顔を覗きこむ雅治くん。

私は涙を拭いながら首を横に振った。



「…私…何してあげられる?」

「えっ?」

「本当は…帰りたいでしょ?」



雅治くんは、私の問いに黙り込む。

私に辛いと言ったところで、どうにもならないのは分かってる。



それでも、雅治くんのために何かしてあげたい。

何でもいいから、私にできることを言って欲しいの。


 
/ 236ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp