【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】
第34章 立海テニス部の方々【5月】
side.仁王雅治
「雅治くんっ!!」
「おっ、と…何じゃ?(抱きつくなんて、また可愛いことしおって)」
「みんなが私の顔地味って言う!みんなが派手なだけだよね?」
「(ほう…)名前はそのままで十分かわええよ。あいつらの言うことなんかほっときんしゃい」
名前の頭を優しく撫でた瞬間、甘い雰囲気?を邪魔するように“ピンポーン”とインターホンが鳴る。
またか…。
呆れて溜息が出た。
名前に来客(恐らく幸村辺り)の対応を任せて、俺はリビングに向かう。
笑顔で玄関へ向かう名前とは裏腹に、この元凶の3人に胸糞悪い悪態をつく。
さて…
あいつらをどうやって懲らしめようかのう。
ニヤリと笑いながらリビングの戸を開けた。