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【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第33章 常套手段は勘弁して下さい【5月】


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「あーあ、今日の乱闘はさすがにしくったなー」



なんて口を尖らせながら独り言を言ってみる。


帰ってから尚も続く雅治くんのお説教に辟易し、更に罰として今日は一人でお料理を作らされているのだ。

因みに雅治くんは切らした調味料を買いにスーパーに行っている。


反省してんのか?と聞かれれば、実は反省していないので、お説教を受けないよう今度から自重しようと思っている時にチャイムが鳴った。



ん?

誰だろ?

雅治くんかな?

鍵置いて行っちゃたし。



雅治くんじゃなくて新聞の勧誘とかだったらどうしようかな?苦手なんだよなー、なんて思いながら、私は料理の手を止めて玄関へ向かった。



「雅治くーん?」



そう言いながらドアを開けた私。

そして半開きの状態で固まった。



「こんばんは」



夜空に星がキラキラではなく、笑顔がキラキラしていたのだ。


 
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