• テキストサイズ

【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第29章 露呈【4月】


side.名前



どうも弦一郎くんは、老け顔のせいかお父さんのように思えて仕方がない。

私は、新たに雅治くんのお友達と仲良くなれたことに喜びを感じていたのであった。


しかし、いつまでもちくちく咎められている3人を見て見ぬふりはできず、私は少し勇気を出して話しに割り込んでみた。


「精市くん。比呂士くんと蓮二くんは雅治くんが頼んでくれたから仲良くなれたけど、この学校に入って、初めに友達になってくれたのは精市くんなんだよ?」

「………」



あれっ?

何で精市くん黙るの?


私はまた変なことを言ってしまったんだろうか?

不安に思うが、精市くんはすぐに「うん。そうだったよね?お友達第一号だもんね!」と笑顔を向けてくれたので、私も嬉しくなって「うん!」と頷いた。


その後、未だお昼ご飯を食べていないお腹がキュルルと訴えるので、みんなで仲良く教室に帰ることにした。

今回の件で、雅治くんの規制は少し緩くなったようだ。


 
/ 236ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp