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【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第25章 友達できるかな?【4月】


side.名前



HR中、私はふと今朝雅治くんが言っていたことを思い出す。


「名前。一つ忠告しとく」

「何?」

「立海のテニス部のファンクラブは危険じゃ。テニス部やファンクラブには、絶対に近づくんじゃなかよ?」と。


雅治くんを含め、比呂士くんや蓮二くんもこの学校では大層人気があるらしく、そんな彼らが集うテニス部にはファンクラブというものがあるらしいのだ。

中でも雅治くんのファンクラブは過激派が多いらしく、一緒にいると危険だかたということで、学校では他人のフリをすると約束したのだ。


しかし、精市くんのお顔拝め、尚且つ仲良くお話までできた私は、舞い上がって最早そんなことをどうっかり忘れていた。



まあ、それを今、思いだしたところで、話してしまったものは仕方がない。

第一後ろの席なわけだから、仲良くなるのは不可抗力でしょう。

そう思いながらHRをぼんやりと聞くのであった。


 
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