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【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第23章 人間の咄嗟の行動【3月】


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「…あれ?」


 
意識を取り戻すと、見覚えのない天井が目に入る。


ここはどこ?


起き上がり辺りを見渡すと、和風の部屋の布団の上にいた。


何故に?


うーん…と思い出すと、最後に覚えているのは真田弦一郎くんが女の子に竹刀を振りおろしている姿だった。


そうだ。

確か竹刀が脳天に直撃した瞬間、視界がフラフラして…

ということは、ここは真田家なのだろうか?


枕元には氷嚢が転がっており、たぶん私のズキズキ痛む頭の処置を施してくれたのだろう。

氷嚢を頭の上に乗せながら、襖を開け部屋の外に出る。

とりあえず人を探すことにした。


 
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