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【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第21章 特売【3月】


side.名前



雅治くんが出て行った後も私の戦いは終わらない。



まず朝食の片付けから始まり、洗濯機を回して、そしてちょっと休憩…。

それから洗濯物を干し、掃除機をかけて、そしてお昼ご飯を食べる…。

その後トイレ掃除、お風呂掃除、冷蔵庫の中身をチェックを済ませて、お茶タイム…。



少し休憩が多いのでは?と思うかもしれない。

しかし、それでいいのだ。

何故なら、この後に待ちうけるある戦いに向け、私は体力を温存しておかなければならないからだ。




続いて、夕食の買い出しへ行き、おばちゃんたちとタイムセールという名の乱闘。

みんな、もう必死だ。

しかし、そもそもこのために体力温存していたのだから、素直に引き下がるわけにはいかない。


「うおりゃっ!!」と気合を入れながら、スーパーを走る走る。



主婦とはなんと大変な職業なんだ。

私は今まで姉や母にまかせっきりで、ろくに家事を手伝ったことがない。

実際自分で体験して、またしても母や姉を尊敬できた瞬間だった。



そんなこんなで、よれよれになって帰宅する私は、そのまま夕食の準備にとりかかるのだ。


 
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