【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】
第21章 特売【3月】
side.名前
―夕方―
「ただいまー」
「………」
「あれ?(名前の声がせん)………って、寝てんのか」
「………」
「おっ!晩飯はハンバーグか!」
「………ん?あれ?私、寝てた?」
「おお。ただいまー。なんか疲れとんな」
「ふぁー。おかえり。いやいや主婦は偉大だよ」
「…そうか(主婦が偉大?)。それより腹減ったんじゃけど」
「うん。じゃあ、ご飯にしようか」
こうして、私の主婦生活の1日は成り立つのである。
因みに後日、雅治くんをスーパーのタイムセールへ連れて行ったところ、モーゼの海の如くおばちゃんたちは道を開けるのであった。
(ちくしょう!)
(美形ってだけで得売だ!)