第6章 僕の名前を
............なんで..............
アレン「ゔッ...ぐぁ......かはッ!!」
........なんで...........?......
アレン「うああぁッ!!...ゲホッ...ぐっ...!!」
......なんでアレンは...手を離さない......?...
もう技をかけてから随分と時間が経ってる.........
アレン「ゔ......ハァハァ......ガハッ...!!」
僕の足元に、アレンが吐いた血が飛び散る......
アルナ「...なぁ、アレン......もう...もう手ぇ離せよ......」
僕が耐えきれなくなり、アレンに手を離すよう促す
アレン「ハァ...ハァ......い、嫌......だ...」
アルナ「......んで......なんでなんだよッ!!」
自分の声が震えている。
僕は自分の声が思っていた以上に怒りの混じったものであったことに驚く
でも......もうダメだ.........
(冷静になんて......なれねぇよ!!)
アレンを睨みながら、僕は思ったことをそのまま叫ぶ
アルナ「なんで手ぇ離さねぇんだよッ!!いい加減離せよっッ...!!」
アルナ「じゃないとお前どうなんのか分かるだろッ!?」