第6章 僕の名前を
......紋様がはっきりと浮かび上がった
......そろそろかな.........?
アレンの様子を見つめる。
アレン「ゔッ...!?」
アレンが呻き声をあげ始める...
始まったみたいだ
アレン「ゔぁぁぁぁあッ...ぁぁがッああああああああああ......ッ!!」
苦しそうに藻掻くアレン......
アルナ「苦しいよな?苦しいんだよな?なら、早く手を離した方がいいよ?」
......僕が選んだ技は
外見には支障を与えない......けど
頭に大きな音を響かせるような感じの技......
響かせる、なんてもんじゃない......あれはまるで壊そうとする感じだった...
前に一度、自分で試したことがあったから分かる。
はっきり言って、.........精神がイカれてしまいそうだった
僕がこれを選んだのは、アレンがすぐに手を離してくれると思ったからだ...
アレンを本当に傷つけようなんて、そんなことは全く考えてない......
いや、考えるはずもない...!!
......だけど......
アレン「グッ...!!...はぁはぁッ...ぜ、絶対に...はなさ...ないッ...!!」
アレンを見て、僕は思った。
.........ぼ、僕...選択を...間違えたのかも...............