第6章 僕の名前を
アルナ「さっき手を引っ張ったのって......アレン?」
アレン「そうですよ」キラッ
(うっ...!!さ、殺人スマイルッ......!!...眩しい!!)
僕が直視出来ずにいたが、ふと我にかえって......
アルナ「って、そうですよじゃねぇよ!?何さらりと言ってんだ!?しかも殺人級の爽やかスマイルきめてんじゃねぇぇぇぇぇぇえッ!!」
アレン「え...え!?さ、殺人...スマッ...!?」
アルナ「ハァ......ハァ......ケホッ!」
ひと息で突っ込んだから、流石に疲れた......
そして、なんと汚い言葉遣い......ま、もういいや!!←
アレンは動揺を隠しきれずにいるようだった。
アルナ「あ〜、まぁ今のは置いといて......なんで僕を引っ張ったんだ??」
アレン「え?それはアルナと友達になりたいからですよ?」
アルナ「......はい?」
(......今こいつ何て言ったんだ......?...)
アレン「だから、アルナと友達になるためです!」
(こ、これはさっきの僕の独り言......!?でも、あの時アレンは寝てたはず......ッ!!)
アルナ「な...!?なんで、友達......??」
恐る恐る聞く僕.........
アレン「え?だってアルナ、友達になりたかった...って、言ってませんでした?」
ギクッ...!!∑(O_O;)
............ま さ か ...!!
アレン「あれ?アルナ、さっきと随分言葉遣い変わってませんか?」
ギクギクッ......!!∑(ーー゛)
図星過ぎる.........ッ!!
アルナ「あ、アレン...?アレンって、僕の話......どこから聞いてた......??」
.........僕の予想通り......か......?
次にアレンの開いた口からは、僕の予想していた通りの言葉が出てきた。
アレン「...アルナの言葉、僕全部聞いてましたよ」ニコッ!!
いやぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ.........ッ!!
僕の心に叫び声が響いた。