第6章 僕の名前を
アレン「アルナ」
僕は驚きのあまり、声を出せなかった......
ラビ「ど、どうしたアレン?...何か変なモンでも食ったんか??」
リナリー「アレンくん...その、アルナって何?」
神田「......」
アレン「あ、...アルナは......」
その時ようやく、言葉にする事が出来た。
アルナ「ど、...どうして、僕の名前を...??」
アレンは僕の言葉を聞き、安堵したかのようにな微笑みを僕に向けた。
アレン「良かった。やっぱり君がアルナだったんですね。あれは夢じゃなかった....」
アルナ「.........思い出したの...?」
いつの間に、思い出していたんだろう......
アレン「さっき鏡に入ったときです。全部思い出しました」
神田「おい待てモヤシ!どーゆう事だ...?」
アレン「アレンですッ!!」イラッ
珍しく、神田が話の間に入ってきた。
ラビ「そうさ!!俺ら置いてきぼりなんてズリ~さッ!!」
リナリー「アレンくん、わたし達にも分かるように説明してくれるかしら」
続いてリナリーたちも割り込んできた。
アレン「あ〜えっと、...実は僕ら、」
アルナ「僕ら、前に一度だけ会ってるんだ......」
アレン「!!」
アルナ「僕から話します」
アレンに代わるように僕が話し出す。
アルナ「アレンとリナリーがスローネアに任務に行ったとき......僕はたまたまそこに居たんだ」
アルナ「そしてアクマを倒すアレン達を見て、僕も応戦した。」
アルナ「アレンとはその時に会っただけ......これで全部話したよ」
ついさっきまで頑なに口を開こうとしなかった僕が、スラスラと話終えたため、少し驚かれている。
そこにラビが聞いてきた。
ラビ「んじゃあ、確認のためにさ〜改めて妖精くんの名前教えて?」
アルナ「分かった...」
そして、また僕は自分の名前を口にする。
アルナ「僕は......僕はアルナ。アルナ・ミーリー」