第6章 僕の名前を
アルナ「チッ...!!」
思わず感情を抑えきれず、舌打ちしてしまう。
ラビ「そんな怖い顔すんなよ〜!」ヘラッ
イラッ......
ラビのヘラヘラした態度が余計に苛立たせる。
ラビ「ところで妖精くんは、さっき何を使用としてたんさ?」
アルナ「......さっき?」
ラビ「アレンに何かしようとしてたろ?」
.....................
(.........〜~〜ッ///////////!!)ボッ
顔が赤く火照っていく。
(見られてた......//////!!)
アルナ「あ、あれは......///!!そ...そのッ...//////!!」
あの行動に意味なんて無く、自然と手が動いたから......なんて説明しよう......
ラビ「何赤くなってんさ〜?可愛い顔して〜」
アルナ「なっ...!?か、カッコいいの間違いだろ......!?」
ラビ「いや、可愛いさ!」
そんな会話をしてるうちに、ほかの三人も集まってしまった...!!
(しまった...!!時間稼ぎだった......!?)
ラビ「よし、全員揃ったな!あ、今度は逃げんなよ妖精くん?」ニヤッ
.........そんなこと言われても......
.........やっぱり、
......逃げるが勝ち!!でしょッ!!
逃げ込み出そうと後ろを向いたとき、
「アルナ」
アルナ「ッ!?」
なっ......僕の名前を呼んだッ...!?
慌てて振り返ると、アレンが口を開く。
アレン「アルナ」
その目は、真直ぐ僕を見つめていた.........