第4章 教団の日常
それから日はあっと言う間に過ぎ、一週間がたった。
僕とリナリーはあの日の後、街に穴があくんじゃないかって程、くまなく探した。
しかし、少年は見つからなかった……
リナリー「アレンくん……もう終わろう?」
アレン「はい……なら、また明日に」
リナリー「だめよ……それは無理なの……」
アレン「……え⁉︎な、なんでですかっ⁉︎」
僕はリナリーに聞き返した。
どうしても、納得できない………。
リナリー「……実はね、この任務……期限があって、ちょうど今日で終わりなの」
アレン「期限…?任務に期限なんてあるんですか?知らなかった」
リナリー「ううん、大抵の任務は遂行するまでやるんだけど………今回だけ特別で…」
アレン「……何か、事情でもあるんですか?」
僕がそう聞くと、リナリーが言葉を選びながら、分かりやすく答えてくれた。