第4章 教団の日常
…………………
しばらく、部屋に沈黙が流れる
パンッ‼︎‼︎
アレン「ッ⁉︎」
いきなり近くで破裂音が聞こえた。隣を見るとリナリーが手を叩いた音だったらしく、まだ手が合わさったままになっている。
アレン「……?…リ、リナリー…?」
リナリー「アレンくんッ‼︎」ズイッ
アレン「なっ、何?」
リナリーが少しだけ俯き気味だった僕の顔を覗きこんできた。突然だったから、多少心臓がバクバク……いや、ドキドキしてる。
コムイさんに知れたら、殺されるな……
そんな事を思っていたら、リナリーが話し始めた。
リナリー「いーい?無茶だけはしないでね?約束よ?」
そう言ってリナリーがすぐ近くで、微笑む。僕は拍子抜けしてしまった。
リナリー「返事は?」
アレン「あっは、ハイッ!」
声が裏返った。思わず手で口を隠す。
うわぁ……慌ててたからって、これはない……恥ずかしい…//////
そんな僕を見て、リナリーはまた笑う。
リナリー「ふふっ、ならこの話はもうお終い!さっきの事は気にしないで、任務をがんばろ?」
アレン「…はい」
こうゆうときに、リナリーは歳上なんだなぁと感じる。また、助けられた。………ほんと、リナリーには敵わないな……
そう思っている間にも、僕はリナリーの温かさを感じている。
………ほっとする…………