第4章 教団の日常
目を覚ますとリナリーがすぐそばに居た。
リナリー「アレンくん、大丈夫……?ずいぶんとうなされてたけど……何か悪い夢でも見た…?」
……夢……見ていた気がしたけど、覚えてないや……
アレン「大丈夫ですよ、リナリー。そんな苦しそうな顔しないで?」
そう言いながら、僕は上半身を起こす
リナリー「あ、起きても大丈夫なの………?」
アレン「うん、平気ですよ。というか、ここは……?」
僕は自分の寝かされていた部屋を見回す
リナリー「ここは今日泊まることになってた宿だよ。アレンくんてば、道端で倒れてて…」
アレン「え⁉︎僕が道端で…⁉︎……」
リリナリー「そうよ」
そんな……僕は倒れた記憶なんてない……とゆーか、アクマは………?
アレン「あの、リナリー………アクマはどうなったんですか……?」
リナリー「え?覚えてないの……?」
アレン「はい……アクマを追い掛けてた事までは覚えてるんですけど………その後は…………」
……その後は……誰かに、名前を呼ばれたような気もしたけど…………リナリーだったのかな………
アレン「…僕はアクマを倒せたのか…?」
独り言のように呟く
リナリー「…それは、分からない……私がアレンくんを見つけたときには、何も無かったから……」
そっか……僕はアクマの魂を救えて無いかもしれないんだ………