第12章 過去を語る
アルト「アルナ〜!!ちょっと俺用事があるんだ。先帰ってて?」
アルナ「分かった‼︎アルト頑張ってね‼︎」
アルト「もちろん‼︎」
_______ひとりで帰る通学路。
アルナ「…なんか、物寂しいなぁ」
.
この時すでに、
________歯車は壊れていたのかもしれない
アルナ「たっだいま〜‼︎」
家につき、鞄を放り出しリビングルームに向かう。
母さん「あら、お帰り」ニッコリ
アルナ「ただいま!」ニッ‼︎
母さん「アルトとは一緒に帰って来なかったの?」
アルナ「アルトね、用事があるって言って先に帰っててって言われた。だから帰り道ひとりで寂しかった…」
母さん「ふふ、ほんとにアルナはお兄ちゃん子ね」
アルナ「アルトだって私のこと同じ様に思ってくれてるよ‼︎……多分‼︎汗」
母さん「多分じゃないわ笑 絶対同じよ!だから、アルナはアルトのことずっと嫌わないでいてね?」
アルナ「当たり前だよっ‼︎私がアルトを嫌う訳がないじゃん‼︎私達は仲良しなんだよ?笑」
母さん「そうねぇ、仲良しだものね!心配なんてしなくても大丈夫よね‼︎」
アルナ「うんっ‼︎///あ、ところでお母さん今なに作ってるの?」
母さん「マドレーヌよ。二人ともマドレーヌ好きでしょう?」
アルナ「マドレーヌっ⁉︎大好きっ‼︎私もアルトの分のマドレーヌ作るっ‼︎母さん良い⁉︎」
母さん「ええ、いいわよ!じゃあ一緒に作りましょうか((微笑み」
アルナ「うんっ‼︎///」
おやつを母さんと一緒に作り、盛り付けまで終わってしまった。
母さん「…アルト、遅いわね〜」
アルナ「……うん」
ずっと、アルトが帰って来るのを待っていた。
別にひとりで食べても良かったけど………
_________やっぱり、一緒に食べたかった
アルナ「……母さん、私やる事あるからアルトが来るまで部屋にいるね」
母さん「分かったわ。じゃあその時に呼ぶわね!」
アルナ「ありがとう!」