第12章 過去を語る
ジョニーside
仕事中、いきなりリーバー班長に呼ばれてついて来た。
そこにはアルナを中心に、アレンやリナリー、室長までいた。
他にも神田やラビ、マリにミランダ、クロウリー、ブックマン.....リーバー班長、そして俺。
総勢11人のエクソシストと、科学班員が揃っていた。
アルナ「ジョニー、いらっしゃい...」
元気なさげに笑うアルナ。
なにかあったんだろうか.........
というか、なんで俺呼ばれたんだろ?
アルナ「すみません...皆さんをここにお呼びしたのは、僕です」
ジョニー以外全「「「(アルナが敬語!?)」」」←
まるで心を読んでいるかのようなタイミングで答えられたから、ちょっとビビってしまった。
アレン「なんで僕らを呼んだんですか?」
コムイ「アルナくんの......過去の話をするんだよ」
全「「「!?」」」
(アルナの.........過去?)
アルナがトラウマによって倒れたことは、風の噂で聞いてた。
それを、室長や、班長が必死に探していたということも.........。
アルナの顔を盗み見してたが、その表情は髪で隠れてて分からなかった。
アルナ「...話を聞くかどうかは自由です。聞いてくださるのなら......僕の頭でも手でもいいです。どこでもいいので触れてください。
.....................鏡の中で話したいと思うので」
声から分かる。
アルナの肩が小刻みに揺れている...
震えているのが分かる。
アルナがそんなに辛そうにしてまで
話そうとしてくれているのに
俺らが聞かない、なんて言えるわけが無い。
スッ...
ジョニー「俺は聞くよ」
アルナの手を握る
アレン「僕もです」
ラビ「俺もアルナのことをよく知りたい」
リナリー「私も。少しでもアルナの辛さを分けて欲しい」
神田「.......」
少しずつと手が重なり
最後の手も繋がった。
アルナ「じゃあ......行きましょうか、”鏡の世界”へ」
俺達は白めのまばゆい光に包まれた_____