第11章 僕の過去
アルナside
......目が覚めた。
そこには、いつもの暗闇でなく
白い天井が見えた。
アルナ「ここ...どこ?」
上半身を起こしながら、自分の行動を思い出す......
.........僕、みんなを探しに出て............
...で、扉ばーん.........ってやって...←
その後............
アルナ「ズキ))...うっ...」
頭が少し痛み、手で押さえる。
あぁ.........
僕、倒れたのか.........
.........なんで?
過労...?......疲労...?
違うだろ.........!!
思い出せ自分っ......!!
忘れちゃいけない、
大切なことだった気がする.........!!
僕は、唯一手ががりの
記憶を必死に辿ってく......
アレン達を探して、教団探検............
ここまでは良い!!
問題はそのあとだ......!!
そのあとに、.........
......何があった.........?......
一瞬だけ、廊下を駆け回っていた自分を思い出す。
その眼差しは、真剣そのもので.........
なのに、どこか不安な眼差し.........
思い出した
すべて.........全て。
さっき、倒れた訳も...
...僕が、アルトを探す旅に出た訳も.........
僕の、失われていた記憶が
戻ってきた________
僕が倒れていたのは、
過去のトラウマによって............
さっきの僕が、あの時の僕と重なって感じたから_____。
あまりのショックで、忘れていた僕の記憶............
その記憶を思い出し、ショックで倒れたんだっけ.........。
なんで......忘れてたんだ...ッ!!
一番、辛くて悲しくてっ......忘れたいような記憶。
でも、忘れちゃいけない......大切な記憶ッ...!!
絶対に忘れないって...!あの日、誓ったじゃないか....ッ...!!
拳に力を入れ、高く振り上げた
その時だった_________