第11章 僕の過去
ラビside
リナリー「今なんか、悲鳴みたいの聞こえなかった?」
ラビ「そうか?俺はなんも聞こえんかったけど.........」
俺とリナリーは、今日の夜にある大事な事のために準備をしている最中だった。
リナリー「おかしいな.........確かに聞こえたと思ったんだけど......」
ラビ「また誰かが化学班の餌食になってたりして〜」笑
な〜んて冗談に、リナリーが
兄さん......と恨めしそうに言うもんだから、ちょっと焦った......
しばらくして、荷物を運び出そうと廊下に出る
.........あれ?......この声.........
どこからか声が聞こえる
ラビ「......アレンか?」
リナリー「アレンくんがどうかしたの?」
ラビ「ああ、いや......アレンに似た声が聞こえるな〜って」
リナリーが音を拾おうと、黙り込む
リナリー「......確かに、アレンくんの声だわ。あっちの方から聞こえる......」
リナリーが廊下を真っ直ぐに指さす
ラビ「行ってみるさ!」
リナリー「分かったわ!」
荷物はその場において、真っ直ぐ走り出す俺ら。
すると、アレンの姿が視界に入った
ラビ「お~い!アレ〜ンッ!!」
俺らの方に振り返るアレン
アレン「ラビ、リナリーッ......!!」
でも、その顔はすごく青白かった
ラビ「アレンッ!?どうしたさ!?」
すぐに駆け寄る俺たち
リナリー「アレンくん大丈夫!?顔色がすごく悪いけど......!!
アレン「そんなことより、......アルナがっ...!!」
リナリー、ラビ「「アルナ?」」
アルナがとうかしたのかと聞こうとして、途中でやめた
アレンの側で倒れているものを視界で捉えたからだ
リナリー「っ...!!」
リナリーも気づいたみたいで、驚いている
そこに倒れていたのは.........
アレン「アルナが......泣きながら、倒れたんですッ...!!」
紛れもなく、アルナだった.........
☆☆☆
そして、今に至る。
なんでアルナは倒れたんだ......?
アルナは俺らに、...何か隠してんのか..........?