第9章 教団探検
アルナ「ねぇッ!?みんなぁーッ......!?」
......自分の声が、随分と遠くに聞こえる.........
ーーー...みんなッ!?......みんなどこなの...ッ!?...ーーー
......あの時もそうだった.........
赤く燃え上がる家を、僕は必死に走って.........
アルナ「アレン、リナリーッ!!ラビに神田っ...!!」
ーーー...母さん、父さんっ...!!...アルトッ...!!...ーーー
今みたいに...無意識のうちに名前を叫んで............
(......熱い...!!...息苦しい...ッ...!!)
ーーー熱い熱い熱い熱い...ッ...!!!!誰かっ..!.苦しい...ッ!!ーーー
.........あの時は、もっと息苦しくて............
どのくらい......走ったのかも分からなくて............
そのあとに......そうだ........
そのあとに、誰かを見つけたんだ
いたのは、母さんと父さん。
けど、ふたりは...倒れてて.........