第8章 僕の秘密
アルナ「…これが僕のイノセンス」
コムイ「流石鏡の中に入れるだけあって、イノセンスも鏡なんだね!」笑
アルナ「……そーゆう問題か?」笑
コムイ「でも、なんで鏡がそこにあったのに、この間逃げるときに使わなかったんだい?」
すると、途端にアルナくんの顔色が変わったのが分かった
コムイ「……アルナくん?」
じっと黙ったまま動かない彼に声を掛ける……
どうしたんだ………?
考えてるうちにアルナくんがゆっくりと顔をあげ、呟くように喋った
アルナ「……コムイ、僕……この中は少しだけ怖いんだ……」
コムイ「どうしてだい?他は大丈夫なのに?」
僕の質問に、真剣に答えようとするアルナくん
アルナ「……昔、イノセンスの暴発で……僕ココに閉じ込められたことがあるんだ……」
コムイ「イノセンスの……暴発…?」
アルナ「…そう、…それからこの鏡だけ怖くなって………あ、でも腕だけとか体の一部だけなのは大丈夫‼︎」苦笑
イノセンスが暴発………そんなことがあるのか……⁉︎
…けど、今まで無かっただけで………無いとも言い切れない………
アルナ「……質問はそれだけ?なら僕帰るよ〜」笑
コムイ「ああ、うん‼︎今度は迷わないようにね〜ッ‼︎」笑
アルナ「うるさいッ…‼︎」怒
ほら、ジョニー起きてと言って、起こすアルナくん。
アルナ「じゃ、失礼しました〜室長‼︎」
ジョニー「し、失礼しました!」
バタンッ…‼︎
アルナ「で、ジョニー!部屋まで連れてってくれない?」
ジョニー「部屋⁉︎部屋ならそっちじゃなくて、こっち‼︎」
アルナ「え?」←
コムイ「フフっ…」笑
扉を閉じた直後の、そんな会話を聞き逃したりしないコムイであった……………