第8章 僕の秘密
コムイ「はぁ〜wwそれにしても、驚くことが多かったなぁ〜!」
廊下の足音も遠のいて聞こえなくなった頃……
そう言って、アルナから聞いた話を思い出していた…………
ーえ?お風呂の時間をずらして欲しい?ー
ーうん…ー
ーそりゃまたどうして?ー
ーそれは……理由がふたつあって………ー
ーうん、いいよ。話してごらんー
ー……ひとつ目は、僕のイノセンスが原因で……ー
本人曰く、反射するもの全てから鏡の中に入ることが出来るらしいが……今度はそれが仇となったみたいだ。
水は反射する
つまり、この教団のお風呂はアルナくんにとってテリトリー内だ。
万が一、イノセンスが発動してしまえば…みんなを巻き込んでしまう…………
彼はそれを恐れている…………
だから、今ここにお願いに来たみたいだ。
そして、次の理由…………
ー……それと…もうひとつの理由が……ー
この次に吐かれる言葉が、僕に大きな混乱を与えることとなった……………
ー……僕、………実はさ………………ー
…………そう、彼は……いや違う、彼じゃない……
ー………………………女なんだ……ー
彼女……アルナ•ミーリーは、……そう、小さく呟いた……………