第8章 僕の秘密
コムイside
アルナ「___って事で、室長の許可が欲しいんだ」
コムイ「………」
僕は衝撃的なことを打ち明けられてしまった……………
………この子……今、なんて…言ったんだ……?……
アルナ「まぁ、今の話で殆ど僕の事は話したけど……後はコムイの許可待ちで……て、あれ⁇コムイ?」
コムイ「……‼︎あ、ああ…お風呂の時間をみんなとずらして欲しい……だっけ…?」
アルナ「そうそう、そだよ‼︎で、許可貰える?」
コムイ「…そうだね。なら今日からアルナくんは、11時から12時までの間に入ってくれるかい?その時間だけ、他を立ち入り禁止にしておくよ」ニコッ
アルナ「了解〜」笑
…ようやく落ち着きはじめ、笑顔で言葉を返すことが出来た。
アルナ「…あ、それと秘密を知っても普通に接してくれて…ありがとう」ニコッ
コムイ「お安い御用だよ♪」ニコッ
アルナ「あははっ!じゃあ、僕もう帰ろうかな〜」
コムイ「あ、待ってアルナくん‼︎」
アルナ「ん?何コムイ?」
ソファのジョニーを起こそうとしていたアルナが動きを止めて、こちらを見る。
呼び止めたのはふと、ある疑問が浮かんだからだ。
コムイ「昨日はお風呂どうしたんだい⁇((ハッ‼︎ま、まさか入って無いとかっ…⁉︎」
アルナ「んなわけねぇだろッ‼︎」怒
コムイ「冗談だよ冗談♪まぁそう怒らないで〜」笑
アルナ「コムイの冗談はマジに聞こえるんだよ……」
コムイ「そうかい?僕は至って普通のつもりだけどね!で、結局はどうしたんだい?」ニコニコ♪
アルナ「(絶対楽しんでる…‼︎くそ〜!)…昨日は自分のイノセンスでなんとかしたよ…」
イノセンス………………
コムイ「そんな使い方も出来るのかい?」
アルナ「あ〜…僕のイノセンス特殊でさ、鏡の中だと思い出すだけで何でも出来るみたいなんだよ」
コムイ「へぇ…なるほど…」
アルナくんのイノセンス………興味深いな…!
じっとアルナくんのイノセンスを見つめて……あれ?そいえば、彼のイノセンスってどれだ?
その視線の意味に気づいたのか、アルナくんが首にぶら下げてた小さい鏡を、手で顔の位置まで持ち上げて言った。