第8章 僕の秘密
………しばらく歩いて…………
ーーーーーー
ジョニー「アルナ着いたよ!ここが室長室‼︎」
アルナ「ほ〜ぅ、ここが……」
ジョニーが両手を広げて見せる。
今にもジャーンッという効果音が頭上から聞こえて来そうだ………
そして、その両手を広げて示す先には、ちょっと重そうな扉がある。
アルナ「室長室…!」
自分の目が期待と好奇心で満ちて行くのが分かる………
心が疼いてしょうがない…‼︎
アルナ「は、入ってもいい…?」キラキラ
ジョニー「いいけど、そんなに期待しない方が…((アルナ「コンコン))失礼しまーす室長ッ‼︎ガチャッ))」てあぁあ、言う前に……!」汗
楽しみ過ぎて、返事を待たずに入った僕。
部屋に入って見えたものは………
アルナ「…………」
僕、……唖然。
見えたものは………紙の束。
辺り一面、紙、紙、紙、紙、紙‼︎
アルナ「……は…」
ジョニー「ま、まぁ、そう露骨にがっかりしないで?」汗
………そう、扉を開けるとそこには……………
……………紙の山がありました。
アルナ「って……僕の期待を返せぇぇぇぇぇぇぇえッ…‼︎」
コムイ「なんだい君たち〜!アルナ君は人の部屋見た途端に奇声あげて〜…失礼だよ〜!」
コムイの声が紙の山の奥から聞こえた。
声のした方へ行くと、顔を膨らませ怒った素振りをしたコムイがいた。
………………可愛くねぇ〜………
ま、それはさて置き←
アルナ「こんなに一体……これ全部報告書なわけ?」
そこら辺にあった紙束を雑に拾い上げてみる。
結構あるぞ……?しかもこれが部屋中に散乱って………一体いくつあるんだよ…………;;
コムイ「……やっぱりエクソシストの知識があるって噂は本当のようだね」
アルナ「………」
こいつ、いきなり雰囲気が変わった………いつものおちゃらけた感じが一切しない…………
驚いて声も出なかった……!
そろそろ本題にいけそうだと思うアルナ。
その真後ろに、少し場に置いてきぼりなジョニーがいることを完全に忘れているアルナであった………