第8章 僕の秘密
アルナside
翌日ーー
う〜ん…………どうしたものか…………
腕を組み考え込む僕。
只今の場所、教団の廊下行き止まり………
……………うん、つまり…………
迷子なんだよね…………汗←
どうしよ、………室長室に行きたかったんだけどな〜……………………………
ピタッ………
とまぁ、考えるのをやめて…………
さっきから感じていた、人の気配に尋ねることにした。
アルナ「お〜い、隠れてないで出てきたら?」
後ろを振り返り、手を振る。
…………………
あれ?自分が呼ばれてるの気付いてない…?…
仕方ない……えーと、名前名前は〜…っと…?
あ、思い出した!
アルナ「僕今見たとおり迷ってて、困ってるから案内してよ」
アルナ「ジョニー?」
ジョニー「あはは、やっぱりバレてたか!」笑
てか、俺の名前覚えててくれたんだ〜と、ひょっこりと嬉しそうに姿を現した。
アルナ「まあ、そりゃあね?朝からドアの前にスタンバイされてたら、普通気付くよ」笑
ジョニー「最初っから分かってたんだ‼︎言えばいいのに〜」
アルナ「いや、だって仕方なくやってるんでしょ?」
ジョニー「え…‼︎そ、それは……」
ジョニーが目を見開く。
分かり易いな、ほんともう………笑
アルナ「あらかた、僕が脱走しないかを監視しろって命令されたんでしょ」笑
ジョニー「…‼︎」
アルナ「ま、昨日の今日だしね!(笑)そんくらい分かってたよ。で、そのマイクの向こうはリーバーはんちょ?」
ヒョイッ…
ジョニー「うわ、ちょっ…‼︎」汗
ジョニーからマイクをとった。暫くは返して〜と煩かったが、諦めたのか今は静かである。
アルナ「よし…コホンッ!リーバーはんちょ?おはよ〜ございまーす‼︎」
リーバー『ぶふぅッ…⁉︎なっ…ゴホッ‼︎おま、…アルナかッ⁉︎』
アルナ「わぁ〜、朝からいいリアクションですね、リーバーはんちょ(笑)でも、コーヒー吹き出すのはちょっと(笑)」
そう言って、苦笑いする僕であった。
✴︎マイクの会話相手の声は『』で、表します。