第7章 夢と分かっていても……
アレンside
同時刻ーー
僕はベットの上で考え込んでいた。
ーーー…………アルト?…ーーー
アルナは確かにあの時、そう呟いていた………
(アルトって……誰だろ………)
それに、アルナは気付いてなかったけど………
また、泣いてたんだ………
眠ってた間に………
その泣き顔は、辛そうではなく………
僕には寧ろ……喜んでいるように見えた……………
(……いつか……僕等にも話してくれるかな……?…)
そう思ったが、即座にいや、と反論する。
(いつか、じゃない…………)
(僕等が話してくれるように、すればいいんだ…!)
そう決意し、…
明日からの新たな仲間との生活を楽しみにしながら
ゆっくりと瞼を下ろした…………